保護犬・保護猫を迎えるには?申し込みから正式譲渡まで|初めてでもわかる、お迎えまでの流れガイド(後編)

保護犬・保護猫を迎えるには?申し込みから正式譲渡まで|初めてでもわかる、お迎えまでの流れガイド(後編)

飼育ガイド 4分で読める

はじめに

前編では、保護犬・保護猫と出会える場所や、それぞれの特徴についてご紹介しました。

後編では、実際に気になる子と出会ってから、正式に家族として迎えるまでの流れを解説します。

「申し込みって何を聞かれるの?」
トライアルでは何をするの?」
「一度断られたら、もう迎えられない?」

そんな疑問にもお答えします。


STEP 2 気になる子に会ってみる

写真だけで決める必要はありません。

譲渡会や面会、オンライン相談などを利用して、実際に会ってみましょう。

見るべきなのは、見た目やその時の反応だけではありません。

  • 本来の性格
  • エネルギーレベル(マイペースか、パワフルかなど)
  • 家庭環境との相性
  • 将来の暮らしをイメージできるか

といった点も大切です。

ただし、初対面では緊張していたり、人を怖がっていたりする犬猫も少なくありません。

しかし、それが本来の性格とは限りません。

保護された環境や初めて会う人への緊張から、その子らしさを十分に出せていないこともあります。

「今見えている姿」だけではなく、安心できる家庭で暮らし始めた後の変化も含めてイメージしてみましょう。


STEP 3 申し込み・面談

多くの団体では、

  • 家族構成
  • 飼育経験
  • 住環境
  • 留守番時間
  • 今後のライフプラン

などについて確認します。

これは、その子に合った家庭を探すためのマッチング作業として必要です。

分からないことや不安なことがあれば、遠慮せず相談しましょう。

また、一つの団体で譲渡対象にならなかった場合でも、諦める必要はありません。

譲渡条件や考え方は団体・自治体によって異なります。

ある団体では条件が合わなくても、別の団体ではその家庭にぴったりの犬猫を紹介してもらえることもあります。


STEP 4 トライアル

トライアルがある場合は、一般的に1〜4週間程度であることが多いです。

この期間は、

  • 犬猫が家庭に慣れるか
  • 家族との相性
  • 先住動物との相性

などを確認します。

トライアルは、「犬猫が試される期間」ではありません。

犬猫と家族の双方が、「この家で幸せに暮らせそうか」を確認するための期間です。

途中で譲渡を見送ることも珍しいことではありません。

無理に迎えるよりも、その子にとっても家族にとっても最良の選択をすることが大切です。


STEP 5 正式譲渡

問題がなければ正式譲渡となります。

一般的には、

  • 譲渡契約
  • 譲渡費用の支払い
  • マイクロチップの名義変更・新規登録
  • 必要書類の手続き

などを行います。

これで新しい家族としての生活がスタートします。


よくある質問

初めてでも迎えられますか?

もちろん可能です。

飼育経験の有無よりも、分からないことを学び、必要なときに相談できる姿勢のほうが、その子との暮らしでは大切です。

共働きでも迎えられますか?

団体によります。

最近では留守番時間だけで判断せず、ライフスタイル全体と、その犬猫が求める生活環境を踏まえて判断するケースも増えています。

高齢でも迎えられますか?

団体によりますが、年齢だけではなく、後見人やサポート体制なども含めて判断されることが多いです。

子犬・子猫は難しい場合もありますが、落ち着いた成犬・成猫やシニア犬・シニア猫であれば相性が良いケースも少なくありません。

単身者でも迎えられますか?

こちらも団体によります。

近年は単身者への譲渡を積極的に行っている団体もあります。

保護犬・保護猫は問題行動がありますか?

背景によって異なります。

また、ペットショップ出身の犬猫にも問題行動は多く見られます。

大切なのは「保護犬だから」と一括りにするのではなく、一頭一頭の個性を見ることです。


まとめ

保護犬・保護猫を迎えるまでには、少し時間がかかることもあります。

しかし、その時間は「選ばれるため」の時間ではなく、お互いが幸せに暮らせるかを確認するための大切な時間です。

焦らず、たくさん会い、たくさん相談しながら、自分たちにとっても犬猫にとっても最良の出会いを、ぜひ見つけてください。